思い起こせば、僕が初めてインターネットに触れたのはWindowsがまだ「3.1」 だったころ…1993年でした。今年が2002年なので、ネット歴約9年くらいになるのでしょうか?ベテランです。(笑)その頃は、インターネットは大学間のネットワークとして使われていたのが主流で、ビジネスとして利用されている事例は、ほとんどありませんでした。
学生の頃、インターネットの技術を見て「これは商売に使えばきっといろんなことができる!」と思いました。そのとき思いついたのが、ちょうど就職活動中でしたので、「履歴書をネット上で書いて、それを人事担当者が画面上で確認できるようなシステム」です。
「これはいける!」と思いましたが、あまり勇気のなかった浅生くんは ”自分でそれを商売として立ち上げる”ということはできませんでした。勇気がなかったのもありますが、やり方が分からなかったんです。とにかく、その頃はweb上でアプリケーションを動かす技術もありませんでした。
時は流れ現在、皆さんご存知のように、この考えは就職サイトで当然の機能として利用されています。(バブリーなベンチャーよりずっと早く考えてたんだぞ!!)
それから、9年間ネットバブルを含めいろんなビジネスモデルについて非常に注意深く観察してきました。僕が感じたインターネットの可能性が次々とビジネスのカタチとなっていくのを見るのは楽しかったです。また、「あのとき、やっときゃ」って思いもあって、人一倍真剣に勉強したと言えます。
しかし、面白いビジネスはたくさんあるのですが、「自分がやってみたい!」
「コレなら真剣に勝負したい!」といった心に響くビジネスは、あの数え切れないネットビジネスの中でほとんどないのです。
その僕が、インターネットビジネスの中で「これがビジネスの本質では…」と思ったのがオンラインショップです。理由は1つ。オンラインショップというのは業種で言えば「IT」ではなく、「小売業」なのです。モノを仕入れて売る、コレが商売の基本です。モノを売るためには人とコミュニケーションをとらないといけません。つまり、オンラインショップは商売を通じて生活者とコミュニケーションをとれることが楽しいのです。(注意・企業の担当者とではなく、あくまで生活者とです。)
僕の持論は「企業は生活者のためだけにあり、ビジネスに対する評価も投資家や取引企業がするものではなく、生活者がするものである」です。
この持論がどっから来たのか…
次回はコレをオンラインショップを切り口にもうちょっと突っ込んでお話した
いと思います。松井社長ではありませんが、「あさお流、虚業と実業」です。