三部作 ”ビジネスの本質” 第ニ話「あさお流、虚業と実業」


ビジネスの本質って??

普段から僕がよく考えていることです。
結局、企業や商店は何のために商売をしているのだろう??
投資家のため?取引企業のため?お客様のため?自分たちの利益のため?

すべて、間違いではないでしょう。
ただ、僕はビジネスの本質は「生活者」のためだと常に思っています。

我々は皆生活しています。生活をしない人は存在しません。
その生活を満足させるために、ビジネスというものがあるというのが原点です。
例えば、生活者に食料を生産する農家、魚をとってくる漁師はという職業は絶対必要です。あと、衣服など身に着けるもの。そして住む場所の提供です。

これの次に大事なのはいわゆる前述のものを、生活者に届けるビジネスです。
八百屋さん、魚屋さん、スーパーマーケット、デパート、飲食店、それに不動産業など‥ あと、付け加えるならばは娯楽なども満足させるという意味では、すごく「生活」に密着しています。

ココまでが、「生活者のための生活に近い」ビジネスだと思います。
しかし、一般的にドラマに出てくるような企業や、ベンチャーで投資を受ける企業というのはイメージ的に仕事のための仕事、BtoBが主流になっていると感じています。

例えば、コピー機を企業に販売している会社があります。この、コピー機を得意先であるA社に納品することによって我々の生活が向上しているのでしょうか?

A社の担当者や、A社で仕事している社員は満足するでしょう。その社員の仕事の効率がよくなり、もしA社が一般消費財を扱う企業なら結果的に生活者の満足はあがっていると思います。

でも、そのコピー機を販売している営業マンはそこまで考えていません。考える必要がないのです。この状態があさお的に「虚業」化なのです。コレってすごく遠い気がするんです。いや遠いんです。生活者にとって。

これをIT関連に当てはめると、システム開発、LAN設定、ハードウェア販売。webデザイン、遠いです‥でも、間違わないでください。これがすべて「虚業」 ではないです。例えばこの中のwebデザインを例にあげると‥

スーパーマーケットのwebデザインを受注したとします。クライアントのすぐ先には生活者がいます。すなわち自分の直接のクライアントであるスーパーマーケットの満足でなく、スーパーマーケットのお客様に満足してもらうデザインができる企業があさお的「実業」です。

しかしながら、やはり直接生活者にいろんな商品の届け方ができなおかつ「対面販売」できる ”オンラインショップ”が僕には一番魅力的ビジネスです。
これこそ、あさお的「実業」の究極です。

次回は、「独りから勝負できるビジネス、それがオンラインショップ」です。